塩の作り方

海水から塩ができるまで|濃縮・結晶化・仕上げの3工程

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まず知りたい3つのこと

  • 塩づくりは「濃い塩水を作る」「結晶にする」「性状を整える」と分けて考えられます。
  • 天日は濃縮にも結晶化にも使われる言葉です。
  • 工程名だけで味や品質の順位は決まりません。

海水から、使いやすい粒へ

  1. 1 濃縮水分を減らす・塩分を集める
  2. 2 結晶化塩を結晶として取り出す
  3. 3 仕上げ乾燥・粉砕などで性状を整える

これは表示を理解するために工程を簡略化した模式図です。すべての塩が同じ装置・順番で製造されるわけではありません。

濃縮:まず濃い塩水を用意する

海水から水分を蒸発させる方法のほか、イオン膜を使って塩分を集める方法があります。また、いったんできた天日塩などを水や海水に溶かし、濃い塩水を作る方法もあります。製品の工程欄に「溶解」とあれば、最初から最後まで海水だけを煮た製品とは工程が違うと分かります。

結晶化:濃い塩水から粒を得る

天日で水分を蒸発させるほか、釜で加熱する方法があります。平釜は開放した釜、立釜は密閉した蒸発缶を使う工程を表す用語です。呼び名を釜の縦横の見た目だけで覚えず、開放・密閉の違いに着目すると表示が読みやすくなります。

仕上げ:粒や扱いやすさを整える

乾燥、粉砕、焼成などは、できた塩の性状に関わる工程です。同じ海水由来でも、しっとりした製品とさらさらした製品があります。料理で選ぶときは原料だけでなく、こうした最終的な粒の扱いやすさまで確認しましょう。

実際の製品で読んでみる

製品 公式の工程表示 読み方
伯方の塩 溶解、立釜 原料塩を溶かし、結晶を作る
伯方の塩 焼塩 溶解、立釜、粉砕、焼成 さらに粒と性状を整える
海の精 あらしお 天日、平釜 濃縮と結晶化で方法を組み合わせる

表示の違いは製法を知る手がかりです。「天日だから健康によい」「立釜だから料理に劣る」といった結論を意味しません。

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参考資料

食用塩公正取引協議会・用語解説、塩事業センター・イオン膜/立釜法、各製品の図鑑に記載したメーカー資料。2026年10月8日確認。工程図はこれらの説明をもとに編集部が構成しています。

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